新興国株式チームの見解:指数におけるAI銘柄の集中

Jul 28, 2026

AIがもたらすMSCIエマージング・マーケット・インデックスの変化が、真の技術的なリーダーシップと利益成長をどのように反映しているか、また投資家にとって課題をもたらす可能性があることを新興国株式チームが検証します。

ポイント:
  • 台湾と韓国がインデックスウェイトの大きな部分を占める:MSCIエマージング・マーケット・インデックスは過去10年で劇的に変化し、AIインフラ構築と半導体分野でのリーダーシップを背景に、両国がインデックスの半分以上を占めるようになった一方、中国の比率は20%を下回っています。
  • 前例のない市場集中度:ベンチマーク構成銘柄の上位5社がインデックスの35%を占め、過去1年間でベンチマークをアウトパフォームした銘柄は25%未満にとどまっています。これは極端な状況ではあるものの、この集中が大幅な利益成長と技術的な進歩を伴っていることは注目に値します。
  • コーポレート・ガバナンスの変化:韓国では意義のある法改正により株主重視の姿勢が促進され、韓国株式市場の長年の割安感は是正されつつあります。これは、同国全体でガバナンス慣行と株主還元が改善するにつれ、複数年にわたる強力なテーマとなります。
  • AIの投資機会は主要企業以外にも拡大:現在の半導体大手以外にも、半導体設計、ASIC開発、電力インフラ、冷却技術、検査機器、ネットワーキング、産業オートメーション全般にわたって二次的・三次的な恩恵を受ける企業が台頭しています。
  • AI以外:クオリティ株や消費・金融などの国内セクターが敬遠されてきましたが、その結果、高いROEを伴いつつ比較的割安な銘柄が散見されるようになりました。中期的な観点から、優れたファンダメンタルズ、改善する利益成長、米ドル安を背景に、新興国株式は先進国株式をアウトパフォームする可能性があると考えています。

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