ドルからの分散

Dec 05, 2025
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マイク・リード

長らく続いた米ドル高は2025年に入り反転しました。今後についても、米ドルの一段安の可能性があると見込んでいます。米ドル資産からの分散を志向する投資家は、新興国株式、新興国債券、欧州債券への資産配分を高めることを検討すると良いでしょう。

要約

  • 米ドル指数は、2009年末から2024年末までの15年間で約40%上昇しました。米ドルの上昇は、株式および債券といった米国資産を保有する海外投資家の投資リターンに大きく貢献しました。

  • 第2次トランプ政権のもとでの米ドル高の継続という大方の期待に反して、ドル指数は年初来で約10％下落しています。今後についても、米ドルの一段安の可能性があるとみています。
  • 米ドル資産からの分散を志向する投資家にとって、ファンダメンタルズの改善と資金流入の双方から恩恵を受ける中核のアセットクラスとして、新興国株式、新興国債券、欧州債券の3つがあると考えます。
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